
あと●分で家を出るよ!
.
早くお仕度すればその分あとで
たくさん遊べるよ!
.
夜早く寝ると朝早く起きられるよ!
無意味に響く私の小言をよそに、ただひたすら楽しいことをし続ける3歳娘。
朝の支度と夕方は特にしょっちゅうイライラ。。。
その娘が「とけい」に興味を持ちました。
子供が時計に興味を持った理由
うちの3歳娘は絶賛プリンセスブーム。毎日ジャスミンやアリエルになりきっています。
そんな娘が本屋さんで手に取ったのがこれ。
ディズニープリンセス はじめてのとけい(4・5・6歳) (学研わくわく知育ドリル) [ 榊原洋一 ]
学研から出している、『ディズニープリンセス はじめてのとけい』です。
本当によく出来ています!
この位の年齢の女の子だったら大体プリンセスが好きです。
ページをめくると、「時計はこのイラストのどこにある?」から始まり、「まちがいさがし」や「はりのすすみかた」「とけいのめいろ」と進んでいくうちに、時計の読み方が学べるという教材です。
対象年齢4・5・6歳なので、3歳の娘にはまだ早いだろうと思っていたのですが、せっかくやる気を出しているし、本は欲しいと言われたら買ってあげる方針なので、購入しました。
シール貼りもあって、そういう所はたのしくできているようですが・・・肝心の時計の読み方に関してはちょっと気乗りがしない様子。
まだよく分からなくて楽しめないみたいです。
親が前のめり気味に教えてみた
おせっかいを承知で時計の読み方を教えてみようと試みました。
- 100均で時計を買う。
- 短針と1~12の数字を水色に塗る。
- 長針を赤で塗る。0~59までの数字を赤で書き込む。
針の色と数字の色を合わせたから、これで読めるでしょ!と期待していました。

水色の針が『時』で、水色の数字を読むんだよ
赤の針が『分』で、赤の数字を読むんだよ

・・・?

(あれ・・・!?)
じゃあ、この水色の針がさしてるのは
何の数字かな!?

・・・さんじゅうご?

(!?)
水色の針は水色の数字を読んでみて

・・・なな?・・・わかんなーい
もうすでに行き詰った感がありました。
『時』も『分』も、そもそも『時間』というものが概念として分かっていないんです。
時計の読み方を教えても分かるわけがなかったのです。
『時間』という概念が身につくのは?
では、『時間』という概念が身につくのはいつ頃からなのでしょうか。
発達心理学で一般的に言われているのは、「昨日・今日・明日・あさって」などの時間の感覚がついてくるのが6歳くらいと言われていて、9歳~10歳でようやく大人と同じ感覚になってくるのだそうです。
それまでは、時計が読めていたとしても、きちんと時間の概念や時刻が分かっているわけではないそう。
子供にとっては「今」がすべてで、「あとで楽だから今やっちゃおう」とか「疲れるからもうやめておこう」とかは考えないんですって。

10歳くらいまで時間の概念があやふやだったとは!
3歳じゃ無理なわけだ・・・
3歳の子供って、結構お話できるようになってきますよね。
それでつい大人は分かることも増えてきて、こちらの言っていることを理解してくれていると感じてしまうけれど、それでも子供としては、まだ3年しか生きていないわけで
大人が今まで身に着けてきた常識やマナーなんかを子供に求めるのはまだまだ全然早いですよね。
分かってはいるつもりですが、結構頻繁に忘れてしまうことです。
ゆくゆくは時間管理ができるようになるために
今の段階でなにができるかというと、まずは短針の読み方を教えて、
「3時になったからおやつだよ」
「6時になったから夕飯だよ」
「7時になったからお風呂だよ」
と、『時』を意識して声掛けをしていくといいのだそう。

さんじのおやつはしってるよ!
先週も昨日も全部「このまえ」、明日も明後日も来年も全部「こんど」。
そんな娘にとって、『分』が分かるのなんてまだまだずっと先。
まずは『時』の感覚から少しずつ養っていこうね。
今までを悔い改めて、今日からはこの声掛けを意識してやっていこうと思います。
コメント