巡回監査士補とは
巡回監査士補は、
- 法人税
- 所得税
- 消費税
- 相続税
- 巡回監査Ⅰ
- 巡回監査Ⅱ
の6科目から成ります。
各科目70%以上の正答率で合格、全科目合格で資格取得となります。
必要なもの
テキスト、最新版の例題集。
試験は例題集の問題から数字を少しずつ変えて出題されますが、例題集の中身は毎年少しずつ変わっていますので、できる限り最新版のものを用意するようにしてください。
ちなみに、TKCの事務所に所属している方であれば、過去問題はProFITからダウンロードできます。ただし、解答はついていません。
出題の傾向を確認したり、実際に時間を計って解いてみて、ボリューム感を確かめるにはいいと思います。
勉強時間
毎日3時間、期間は4か月間。
これで全科目平均96点でした。
合格が目標であれば、毎日2時間くらいでも大丈夫です。
大事なのは毎日コツコツ続けること!
育児中に勉強してたの?
そう!子供が1歳の時だったよ
仕事もしながらだから
勉強時間の確保が大変だった~
いつ勉強してたの?
はじめは寝かしつけてから23時~翌2時
までやってたけど、寝落ちしちゃうし
翌日眠くて大変だったよ
早起きして3時~6時で勉強するようにしたら
翌日も朝から活動的になって良かったよ!
さ、3時!!それは大変だったね
旦那さんも優しくて助かったね
本当に旦那には感謝しかない
それに時短家電とか弁当宅配とか
お世話になったわ・・・
勉強時間の確保は、環境や状況によって一人一人違いますよね。
無理のない範囲で頑張りましょう。
勉強方法 -計算問題ー
例題集が完璧に解けるようになれば100%合格です。
なので、例題集をひたすら解きます。その際の手順について。
- まずは問題の参照となるテキストのページにさらりと目を通す。
- 問題を解く。
- 解けなかったらすぐ解答とテキストを見て、理解する。
その状態で再度解く。さらに翌日も再度解く。
その際また間違えたら、何も見ないで正解できるようになるまで毎日解く。 - 同様の手順にて最低3巡する。
特に手順3が最大のポイントになります。
解けないのにスルーしてしまうと、2巡目3巡目と数をこなしても解けないままであることが多いのです。
正しい解き方を理解して、記憶の新しいうちに再度問題を解くと、記憶が定着します。
遠回りに見えますが、これが一番の近道です。
小さな計算問題も総合問題も、基本的に同じように取り組みます。
1巡目をまわすのに約1か月かかり、途方もなく感じましたが、2巡目3巡目と進むにつれて、徐々に慣れて早くなってきます。
なお、何巡もする前提なので、解答用紙はコピーするか、白紙に書くようにしましょう。
科目は1科目ずつ勉強するより、同時進行で少しずつ進めるほうが忘れにくくていいです。
ちなみに、完璧に解けるようになるまで
間違えた問題は私は6巡くらいしてました
勉強方法 -選択問題ー
計算が必要な問題については上記のとおりですが、問題には
-
- 〇×形式
- 穴埋め問題
- 選択問題
など、計算を必要としないものも多くあります。
そういったものは、通勤時間や休み時間などのスキマ時間にも解けるので、例題集を縮小コピーしていつも持ち歩いて解いていました。
正解は赤ペンで書いて赤シートで隠してもいいですが、赤シートを持ち歩くのも面倒なので、欄外に記入して手で隠してやっていました。
これをやはり最低3巡します。すぐ解答確認ができるので、記憶の定着にもってこいです。
意外と計算問題並みに配点が高い場合もあるので、確実に取れるようにしたいところです。
オンデマンド研修
もしTKCの事務所に所属で、オンデマンド研修サービスを見れるのであれば、是非一度は見ることをお勧めします。
「資格の大原」の講師の方がとても分かりやすく体系的に説明してくださいます。どうしてこういう法改正があったのかなど、理由も併せて説明してくれるので、例題集を解くだけよりもかなり理解が深まります。
巡回監査Ⅰ・Ⅱ
職業倫理、巡回監査の手法、会計学、経営分析などから成る科目です。
計算問題が何問か出るくらいで、他はほとんど選択問題です。
実務経験があり、簿記の知識があればある程度解けてしまうので、11月に入ってから1~2巡すれば充分です。
試験直前~当日
11月からは、間違いが多かった箇所の他、基本的な部分を重点的に見直します。
実務に役立てることを企図しているためか、変わった論点よりも基本的な部分からの出題の方が多いのです。
例えば消費税なら、課税区分や、簡易課税方式での業種区分などは頻出です。全問正解できるようにしましょう。
試験当日は、間違えの多かった問題を見直すより、基本的な部分を見直して最終調整し、試験に臨みましょう。
試験にあたって
- 〇×問題、穴埋め問題、選択問題 ・・・例題集のとおり
- 計算問題 ・・・少し数字を変えて例題集のとおり
ところで、どこまで覚えればいいのでしょうか?
たとえば所得税率や給与所得控除の表など。
これは、たとえば例題集の巻末に参考資料として与えられているような資料は、試験でも参考資料として与えられます。
そこまで覚える必要はないので大丈夫です。
以上、参考になれば幸いです。
やっぱり何度も解くしかないんだね・・
でもどのくらい勉強すればいいのか
何となく分かったよ!
間違えた問題は翌日も解く!
これだけで結果的には
効率よく勉強できるよ
試験勉強、頑張ってくださいね。
『学問に王道なし』という通り、努力は必要ですが、例題集さえ自信をもって解けるレベルになればほとんど合格です。決して難易度が高い試験ではありません。
それに、頑張って得られた知識は必ず実務に生かせます。
心より合格をお祈り申し上げます。
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